任意形状領域の多次元凍結問題の解析法
任意形状領域の多次元凍結問題の解析法
斎藤武雄

  本報は、多連結領域などを包含する任意幾何形状領域における 多次元凍結問題に対する汎用性のある数値解法を提案したものである。まず、 重心を含む任意代表点をもつ多角形要素法を提案し、それに基づいて固相域に 新しい凍結層を次々に加え凍結領域を漸次拡大するグロースリング法(GRM) を提案した。この方法では分割要素辺を結ぶ閉曲線が凍結界面と一致するので 界面形状の把握が容易である。本法は次の特長を有する。
1.任意幾何形状多次元問題が扱える。
2.前進型の多角形要素法を用いるので定式化が簡単である。
3.任意境界条件下の複合問題(流れなどを伴う)に適用できる。
4.SOR化が図れ、計算時間の短縮化ができる。