| 凍結魚の解凍 |
| 御木英昌 |
凍結魚の解凍の巧拙は、解凍後の品質に重大な影響を与える。 特にカツオ、マグロ類の肉食変化は、むしろ解凍中、解凍後におきやすいといわれる。 よって、まず解凍魚の解凍条件といわれる解凍前の品質、解凍速度、解凍終温度および 解凍方法について従来の方法に基づき展望した。次に、解凍魚の品質劣化(鮮度低下 、肉食変化)を最小にする最適解凍条件を品質変化の動力学的特性値と解凍曲線から 理論的に予測することを紹介した。その結果、従来から推奨されてきた半解凍(中心 温度約-3〜-5℃で解凍終了)の妥協性が合理的に説明された。最後に、解凍魚の貯蔵性 と解凍に関する伝熱、品質および装置についての諸問題と今後の展望を述べた。 |