断続平板伝熱面群を通過する流れと熱伝達
断続平板伝熱面群を通過する流れと熱伝達
望月貞成,八木良尚

  コンパクト熱交換器に多用されるオフセット・ストリップ・フィン およびスロット・フィンについて、フィンの幾何学的形状が伝熱性能および圧力 損失特性に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、18種類のフィンの拡大モデル を用いて実験を行った。テストコアは、実機にありがちなバリやフィンの曲がり、あるいは ろうずけの際の目詰まり等(これらは、性能に大きな影響を与える)が無いように機械加工に より製作されている。コア全体性能の測定のみではなく、熱伝達機構をも調べるために、 流れの可視化およびコア内の局所流速変動(流れの乱れ度)や圧力分布の測定をも行ない、 それらの結果を基に幾何学的諸要素およびレイノルズ数が伝熱性能および圧力損失特性に 及ぼす影響について議論した。
  コア全体としての性能測定結果は、熱伝達および圧力損失特性をそれぞれ コルバーンのj因子およびファニングの摩擦係数fwおレイノルズ数に対してプロットする 形で整理した。特にオフセット・ストリップ・フィンについては、フィンの長さ、板厚、 幅、間隔、流路等価直径およびレイノルズ数等がfおよびjに及ぼす影響を見積もることが できる実験式を提示した。