トライボロジから見たセラミックの使い方
トライボロジから見たセラミックの使い方
津谷裕子

  セラミックは、硬くまた化学的にも安定なので、潤滑性の表面層をよく支えるため 、トロイボロジ的特性のすぐれた物質である。そのため、金属の場合に比べ、吸着物や物理的および 化学的に影響を受けた表面直下の物質の層などの自然の表面層が、しゅう動条件、物質構造、温度、 環境液体、および相手材料の摩擦・摩耗におよぼす影響を述べた。取り扱い中のすべり接触で生じる セラミックの表面損傷がその強度を弱めるので、耐摩耗部品としてではなくともセラミックを使う ときには、トライボロジ的な考慮が重要である。