魚の脱水凍結に関する研究-T(低温浸透圧脱水と脱水凍結)
魚の脱水凍結に関する研究-T
低温浸透圧脱水と脱水凍結
小嶋秩夫

  近年、高浸透圧性食品と吸水ポリマーと半透膜を利用した 低温浸透圧脱水法が開発された。この機能を持つ脱水シートを使用して 魚の脱水し凍結を行なった結果、次の結果が得られた。
1.脱水シートによる魚の脱水率は、魚種、形態(ラウンドかフィレ) 、脱水時の周囲温度によって影響を受けるが、0〜5℃の低温で数時間で 5〜6%程度の脱水が可能であった。
2.脱水凍結はサバ、アカカマスを脱水後、凍結貯蔵庫で凍結しても 解凍後、その品質に変化はなかった。
3.脱水凍結は、凍結によって損傷を受ける魚種(タラやスケソウダラ) について変化はみられず、また解凍後、サケの肉色が鮮明になることが確認された。