| 減圧下における臭化リチウム水溶液の流下液膜式蒸発に及ぼす濃度の影響 |
| 松田 晃,井出哲夫 |
臭化リチウム水溶液(0〜55wt%LiBr)の蒸発実験を加熱ジャケット付 の濡れ壁塔を用いて減圧下で行なった。5、8wt%LiBr水溶液の蒸発速度は水の蒸発 速度と同様であった。LiBrの濃度がさらに高くなると蒸発速度は低下した。この場合、 低流領域では流量の減少につれて液膜の温度が上昇し、蒸発速度と同様であった。 LiBrの濃度がさらに高くなると蒸発速度は低下した。この場合、低流量域では流量の減少に つれて液膜の温度が上昇し、蒸発速度が低下し、高流量域では流量の増加につれて液膜の 境膜伝熱係数が小さくなり蒸発速度が低下した。すなわち、ある液流量で最大の蒸発速度 を示し、最適流量の存在が推測された。得られた実験結果について液膜厚さ方向には 臭化リチウムは移動しないとした従来の解析により計算したところ、ここで全ての濃度 のデータをほぼ満足に説明することができた。 |