食品工業的見地に基づく噴霧乾燥装置の開発
食品工業的見地に基づく噴霧乾燥装置の開発
加藤文男

  噴霧乾燥に関する諸問題を検討し、3Aサニタリ規格と工学的見地から、 将来の要求に対応できると考えられる装置を開発した。その要点は次の通りである。
a)熱風噴流と効果的に混合できる大流量単一過巻噴霧ノズルを実用化した。
b)熱風噴流の旋回成分を充分に小さくした。
c)熱風噴流の周囲から二次空気を導入し、b)と共に噴流の拡散とコアンダ効果を 抑制した。
d)乾燥塔壁を粒子の付着点以下の温度に抑制した。
e)乾燥塔の下部円錐に冷却機能を付加した。
以上により、製品粒子の付着を回避し、流動性を向上させ、安定した高品質製品を 高い効率で、かつ長期間連続生産する事を可能にした。