ヴィルミエサイクル機関の特性解析と空調用ヒートポンプへの応用
ヴィルミエサイクル機関の特性解析と空調用ヒートポンプへの応用
関谷弘志

  ヴィルミエ(VM)サイクル機関は外燃式の再生サイクル機関 であり、高温および低温熱源から吸収した熱量を中温熱源に放熱する。原理的 には外部に対する仕事は行なわない。VM機関は同様の構造を持ったスターリング (ST)サイクル機関と密接な関係にあり、等温モデルを用いた解析によって 、内部的にSTエンジンとST冷凍機に分離して取り扱えることがわかる。
また、VM機関における作動ガスの挙動やエネルギ流れおよび機関性能 の回転数依存性には、3rd−orderモデルによる解析結果から、ST機関とは 大きく異なる特徴が見受けられる。このようなVM機関を空調用ヒートポンプ に応用した研究開発が、地球規模で生じている諸問題の解消を目的として 進められている。