海水滴による着氷挙動に関する研究
海水滴による着氷挙動に関する研究
堀部明彦,福迫尚一郎,山田雅彦,成田恵一

  寒冷地気流に置かれた物体に液滴が着氷する現象は、 船体着氷など工業的に支障を及ぼす場合が多いが、その着氷量および 形状に関して、解析等による研究はほとんどなされていないようである。
本研究では、寒冷気流中に置かれた水平円柱に海水滴が着氷する 現象をモデル化し、解析による氷層厚さおよび形状の推定、さらに水層内 塩分濃度の算定を行い、各因子を変化させた場合の実験結果と比較検討した。 その結果、実験では、気流温度が低いほど氷厚は厚くなり、気流速度の 変化に伴う着氷形状の変化が観察され、氷厚、着氷形状、および氷層内 塩分濃度分布についての解析値は、気流速度が10m/s以下の場合実験値と ほぼ一致することがわかった。