本研究は、自然対流に伴う温度成層化の効果などが、水中での 氷の発生確率に与える影響を解析的に検討したものである。対流の起きない 系としては、確率に最も影響のありそうな系として、伝熱を促進させ、更に 上部に成層域を形成する側面冷却を取り上げた。 その結果、側面冷却でアスペクト比が低い場合、伝熱面近傍 の高い過冷度層が流れによる影響を受けて奥行き方向に拡散され、氷の発生確率 が流れの起きない系よりも減少することがわかった。また、アスペクト比5.0〜 10.0では、対流に伴う伝熱の促進と上部での成層化により、氷の発生確率が 流れの起きない系よりも若干上昇することがわかった。