冷凍空調技士改名のいきさつ (冷凍誌 第37巻・第417号 昭和37年7月号より)
昭和37年5月25日 常務理事会にて決定
最新の冷凍界の発達は日本における工業技術革新に呼応して目覚ましいものがあり、
大は20,000トンにも及ぶ冷凍工場の建設、小は大衆に直結した電気冷蔵庫、ユニットクーラー、ショーケース等の
普及に至るまで数年前には予想だにし得なかった進展を遂げつつあるのであるが、
特に近代建築域は新興工業における空気調和設備の発展は著しいものがあり、従来の冷蔵、製氷施設に比して格段の
比率で進展を遂げつつあることは周知の事実である。
勿論空気調和は冷凍応用とは多少設備の内容と
その取り扱いがことなるので、最近米国の冷凍協会が暖房空調協会と合併して米国暖房冷凍空調工業協会と
名称を変更した様に、端的にその内容をテーマに表すことが賢明であると考えられ、今度「冷凍技士」なる名称を
「冷凍空調技士」と改称することとしたのである。従って今までの冷凍技士登録者は自動的に冷凍空調技士となり、
その既得権はそのまま存続することとなるのである。
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