「広島大学講演会・酒蔵の低温製造設備見学会」
報告記

~食品工学の可能性・未来を探る~

共 催  (社)日本冷凍空調学会 食品冷凍事業委員会・技士運営委員会
協 賛   食品機能開発研究会(フードテクノ広島)
日 時   平成21年11月26日(木),27日(金)の2日間
場 所   広 島

 【概 要】
 去る11月26~27日,2日間にわたり開催された広島大学・食品シンポジウムは, 冷凍加工食品の技術的歴史や,最新の技術を探るとともに, 未来技術として不凍タンパク等の利用についてなど,各々の専門家に解説して頂き, 参加者が総合的な知見から意見交換することを目的に企画したもので, 食品冷凍事業委員会にとって平成21年度の大きなイベントでした.
 元々は,「冷凍空調技士・食品冷凍技士」資格保持者へのサービス強化を目的に, 食品冷凍事業委員会が立案したのですが,常務理事会のほうでは当会活動拠点として, 中国地方を更に盛り上げたいという意図があり,最終的に承認された企画でした. 意図した効果は不明ですが,其々の見学場所では参加者から活発な質問が出たり,広島大学での講演会では聴講した学生が 真剣にノートをとっている様子が印象的でした.また,協賛して頂いたフードテクノひろしまの皆様も 食品冷凍技術に非常に関心を示していたようで,シンポジウムは全体的に大盛況でした.
(各見学場所:約30名,講演会94名,うち技士6名)
 終わって見ると,多少タイトなスケジュールではありましたが,限られた時間内で効率良く見学できました. この企画実現に向けて準備頂いた広島大学の羽倉先生,川井先生,講演を頂いた東京海洋大学の鈴木先生, ニチレイフーズの瓜生様,さらにご協力頂いた見学先の皆様,参加者各位に深く感謝いたします.
 以下に写真を掲載しますが現地が相当盛り上がっている様子が伝わると思います. また,会員各位から「こんな見学会・講演会を企画して欲しい」と言ったご意見を,学会事務局に頂けると幸いです.


初日11/26:(株)サタケ
精米加工技術,炊飯プラント,ショールーム等の見学・質疑応答(参加人数:30人)


11月から最盛期を迎える地元広島の賀茂泉酒造(株)を見学しました.(参加人数:30人)


その晩には賀茂泉酒造(株)酒泉館にて,懇親会を行い参加者間の交流を深めるとともに, 西条の酒蔵料理「美酒鍋」を 存分に堪能しました.(参加人数:28人)


2日目
広島大学(生物生産学部)C206教室にて講演会(参加人数:94人)
「食品素材の低温切断・低温粉砕加工」 広島大学 羽倉義雄 氏
「加工食品と冷凍の昨日・今日・明日」 (株)ニチレイフーズ 瓜生 登 氏
「食品の冷凍技術の新展開」 東京海洋大学 鈴木 徹 氏


昼食・食品工学研究室見学


(独)酒類総合研究所 醸造設備・醸造用冷却施設見学(参加人数:27人)
 西条駅~東広島駅 解散
 広島空港 解散
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